外壁塗装の見積もりをもらい、相場と同じか、何が違うのか、イマイチよくわからない。という方は多いのではないでしょうか?
この記事では、
・外壁塗装の相場
・見積書の見方
・比較するポイント
についてわかりやすくご紹介いたします。
京都市|外壁塗装の費用相場は、100万円~150万円
京都市における30坪の住宅外壁塗装の費用相場は、100万円~150万円です。
<塗料グレードごとの外壁塗装費用>
塗料グレード | 外壁塗装の費用 *30坪で換算 | 耐用年数 |
シリコン | 100万円~120万円 | 10~12年 |
フッ素 | 120万円~140万円 | 約15年 |
無機 | 130万円~150万円 | 15年〜20年 |
この費用相場は、当社の実際のお見積りや、他社様のお見積り状況から出したものです。
そのため、地域の実態に即しているかと思います。
「費用相場と〇〇万円も違う」のはなぜ?
見積りをとってみると、費用相場と10万円や20万円も違うといった場合もあります。
その理由は、【業者による違い】
・大手メーカーか地元業者か
・下請けに丸投げしてしまっているか
・技術料の違い(バイト職人を使っているところは安い傾向)
・保証の有無(保証内容が充実しているか)
・アフターフォローの有無(記載はあるが、実際はほとんど行っていないところも)
【施工住宅による違い】
・外壁の凹凸が多いと、塗り面積も多くなる
・築年数、外壁の劣化度合い
・立地(3階建てや、トラックが入れない場所など、足場仮設の難易度が高いと、費用がかさむこともあります)
まずは実際の見積り例から、費用相場の内訳、工事内容などの読み取り方についてご説明します。
これらを理解していけば、相場と異なるのか、その理由は何か、業者に明確に確認することができるようになります。
実際の見積りの読み取り方
30坪の住宅を、外壁塗装 or 屋根外壁塗装した場合の見積り例を使って解説します。
(30坪)外壁塗装の見積もり
工事項目 | 単価 | 数量 | 単位 | 金額 | 備考 |
足場・飛散防止シート | ¥1,000 | 203.5 | ㎡ | ¥203,500 | |
養生 | ¥400 | 203.5 | ㎡ | ¥81,400 | |
高圧洗浄*1 | ¥200 | 193.5 | ㎡ | ¥38,700 | 屋根外壁 |
コーキング打ち替え*2 | ¥800 | 65.0 | m | ¥52,000 | 外壁目地 |
コーキング増し打ち*3 | ¥700 | 68.0 | m | ¥47,600 | サッシ周り等 |
破風塗装*4 | ¥1,100 | 38.0 | m | ¥41,800 | 2回塗り |
軒天塗装 | ¥1,200 | 12.5 | ㎡ | ¥15,000 | |
シャッターボックス | ¥2,000 | 2.0 | 枚 | ¥4,000 | |
雨樋・水切り*5 | 一式 | ¥42,000 | 2回塗り | ||
外壁塗装*6 | |||||
下塗り | ¥1,000 | 132.4 | ㎡ | ¥132,400 | 弱溶剤シーラー |
中塗り | ¥1,400 | 132.4 | ㎡ | ¥185,360 | 弱溶剤シリコン塗料 |
上塗り | ¥1,400 | 132.4 | ㎡ | ¥185,360 | 弱溶剤シリコン塗料 |
現場管理費 | 一式 | ¥68,000 | |||
小計 | ¥1,097,120 | ||||
消費税 | ¥109,712 | 10% | |||
合計 | ¥1,206,832 |
ポイント①まずはざっくりと確認
塗料グレードと合計金額の確認。
・合計金額1,206,832円
・使用塗料は、備考欄に弱溶剤シリコン
と書かれていることがわかります。
つまり、耐用年数10~12年(シリコン塗料)で約120万円と読み取ります。
ポイント②工事項目を細かく確認
↓各工事項目で不明点や不足がないか
↓備考欄をチェック
備考欄は、工事の詳細が記載されています。備考欄をチェックしていくと、
*1 高圧洗浄:屋根外壁も洗浄してくれる
*2 コーキング打ち替え:既存目地を撤去し、新しくしてくれる
*3 コーキング増し打ち:サッシ周りなどは新しいものを上乗せ(既存目地をカッターで撤去すると中の防水シートを傷つけてしまう可能性があるため)
*4 破風塗装:2回塗り
*5 雨樋・水切り:2回塗り
これらの工事内容は、業者によって差があります。
・外壁しか洗浄してくれない
・コーキング打ち替えではなく、全て増し打ちにしてしまう
・破風塗装は1回塗り
・雨樋、水切り塗装も1回塗り
以上のように見積書を確認していくことで、細かく比較検討することができるようになります。
(30坪)屋根+外壁塗装の見積り
工事項目 | 単価 | 数量 | 単位 | 金額 | 備考 |
足場・飛散防止シート | ¥1,000 | 203.5 | ㎡ | ¥203,500 | |
養生 | ¥400 | 203.5 | ㎡ | ¥81,400 | |
高圧洗浄 | ¥200 | 193.5 | ㎡ | ¥38,700 | 屋根外壁 |
コーキング打ち替え | ¥800 | 65.0 | m | ¥52,000 | 外壁目地 |
コーキング増し打ち | ¥700 | 68.0 | m | ¥47,600 | サッシ周り等 |
破風塗装 | ¥1,100 | 38.0 | m | ¥41,800 | 2回塗り |
軒天塗装 | ¥1,200 | 12.5 | ㎡ | ¥15,000 | |
シャッターボックス | ¥2,000 | 2.0 | 枚 | ¥4,000 | |
雨樋・水切り | 一式 | ¥42,000 | 2回塗り | ||
タスペーサー設置*1 | ¥600 | 70.0 | ㎡ | ¥42,000 | *スレート屋根に設置 |
外壁塗装 | |||||
下塗り | ¥1,000 | 132.4 | ㎡ | ¥132,400 | 弱溶剤シーラー |
中塗り | ¥1,400 | 132.4 | ㎡ | ¥185,360 | 弱溶剤シリコン塗料 |
上塗り | ¥1,400 | 132.4 | ㎡ | ¥185,360 | 弱溶剤シリコン塗料 |
屋根塗装 | |||||
下塗り | ¥1,000 | 61.0 | ㎡ | ¥61,000 | 弱溶剤シーラー |
中塗り | ¥1,400 | 61.0 | ㎡ | ¥85,400 | 弱溶剤シリコン塗料 |
上塗り | ¥1,400 | 61.0 | ㎡ | ¥85,400 | 弱溶剤シリコン塗料 |
現場管理費 | 一式 | ¥68,000 | |||
小計 | ¥1,370,920 | ||||
消費税 | ¥137,092 | 10% | |||
合計 | ¥1,508,012 |
ポイント①まずはざっくりと確認
外壁のみの塗装見積りと同じように、塗料グレードと合計金額の確認。
↓合計金額1,508,012円
↓使用塗料は、備考欄に弱溶剤シリコン
と書かれていることがわかります。
つまり、耐用年数10~12年(シリコン塗料)で約150万円と読み取ります。
ポイント②工事項目を細かく確認
こちらも同様の流れで確認します。
*1 タスペーサー設置:スレート屋根の塗装で使用する、縁切りのための材料です。これを設置しないと雨漏りの原因になってしまいます。
屋根塗装の項目が増え、タスペーサー設置という工事項目が増えています。
以上のように、見積書の見方を知ることで、工事内容と金額を具体的に把握し、比較することができるようになります。
【徹底解説】相見積りを比較する流れ
見積書の例から、読み取り方を確認しました。では、自宅の塗装工事で相見積りを準備して、順番に比較していきましょう。
①塗料グレードごとに合計金額を確認
まずは塗料グレード(期待耐用年数)で分け、合計金額を確認していきましょう。
地域でも相場が決まっているので、±10万円程度の差になることが多いです。
②工事項目に過不足はないか
見積書の工事項目で、他社にないものとあるものを比較します。
備考欄もチェックし、詳細が異なるものがあるかを確認します。
③工事数量と単価の確認
塗装面積(㎡)などの数量に大きな差がないかを確認します。1社だけ大きく異なるなど、差異があった場合にはその業者に確認してみましょう。
次に単価の確認です。工事単価と備考欄を確認しながら、その金額が妥当か比較していきます。
(ただし、単価の確認をしていくと複雑になっていくので、あまりに大きな差がない限り、気にしなくても問題ないでしょう。)
塗装面積の数量が業者間で異なるのはなぜ?
相見積りを取ると数量が異なる項目が出てきます。
これは、現地で実測した際の計算方法の違いや、図面から算出した際の誤差になります。
業者ごとに全く同じになることはほとんどありません。
5~10㎡など大きな違いがあった際には、再度業者に算出が間違えていないか確認してもらいましょう。
④費用だけを見て判断しない
最後に費用以外の部分も総合的に判断して、業者を選びましょう。単に安い業者を選んでしまうと、品質に問題があったり、工事のトラブルに遭ってしまうこともあります。
・保証内容
・アフターサービス
・地元での実績が豊富
・お客様の口コミ
上記を加味して、単に安い費用、キャンペーン価格だからといった営業文句などを鵜呑みにしないようにしましょう。
10年、20年と、これから先の快適な生活を支えてくれるお家のため、適正価格で高品質な塗装工事をしましょう。
工事プラン(グレード)の選び方
依頼する業者は絞れたけど、工事プランでどのグレードにするか選べないという方もいると思います。業者ごとに塗料の商品も異なり、なかなか決断が難しいこともあると思います。
あなたにおすすめのプランを、グレードごとにご紹介いたします。
・【シリコン塗装がおすすめの方(耐用年数10年程度)】
シリコン塗装は、約10年ごとに再塗装をするプランになります。
「10年ごとに色を変えたい」
「10年後は引っ越しているかもしれない」
「汚れが気になるから10年ごとに綺麗にしたい」
といった方におすすめです。
【フッ素塗装がおすすめの方(耐用年数15年程度)】
フッ素塗装は、約15年ごとに再塗装をするプランになります。
「メンテナンスサイクルを長くしたい」
「10年後に子どもの受験を控えており、出費が重なる時期を避けたい」
という方におすすめです。
・【無機塗装がおすすめの方(耐用年数15~20年)】
無機塗装は、15~20年程度で再塗装を行うプランです。
「なるべく大規模な工事を少なくしたい」
「初期費用はかかっても、年間あたりのメンテナンスコストをとにかく抑えたい」
「長期間、綺麗な外観を維持したい」
といった方におすすめです。
迷ったら信頼できる業者の担当者に相談してみよう
どの塗装プランにするか決めかねている場合は、業者の担当者に相談すれば、真摯に対応してくれます。
ライフプランを考慮したり、リフォームローンの支払額シミュレーションを参考にすることで総合的にお得なプランを提案してくれます。
また、お家の劣化が進んでしまっている場合には、あまりグレードが高い塗料を使用するのは控えたほうが良いこともあります。
次のメンテナンス時期に、張り替えなどをしたほうが良いといった事例もあります。
まとめ:京都市の費用相場を知って、相見積りを比較、優良業者を選ぼう
京都市の外壁塗装の費用相場は、下記となります。
塗料グレード | 外壁塗装の費用 *30坪で換算 | 耐用年数 |
シリコン | 100万円~120万円 | 10~12年 |
フッ素 | 120万円~140万円 | 約15年 |
無機 | 130万円~150万円 | 15年〜20年 |
見積書は、一見難しいですが、1つ1つ見方を理解してしまえば細かく比較できるようになります。
・合計費用
・工事項目、工事詳細
・保証、アフターフォロー
上記3つの要素を主に比較し、優良業者を選び、大切なお家を長く維持していきましょう!
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